不動産経営は、人に対してのビジネスですので、住人のトラブル、犯罪などの人的トラブルは当然付いてきます。
このような、人的リスクに関しても、しっかりとした知識が必要になってきます。
これまで、様々な不動産経営でのリスクをご紹介してきましたが、今回の人的リスクがその中でも一番厄介なものかもしれません。
代表的な人的被害には、殺人、自殺、孤独死などが挙げられ、大きな被害を被ることになります。
小さなもので言えば、ご近所さんといさかい、騒音、ペット契約違反などがあり、人的リスクの種類は実に様々です。
このようなリスクがあることから、なかなか借主が決まらなかったり、決まったとしても他の借主が退去することなどもあります。
入居者審査といっても、基本的にはオーナー自ら行うものではなく、不動産管理会社に募集業務を委託しているケースがほとんどです。
不動産管理会社が必要事項を確認し、その内容をオーナーに伝え最終判断を仰ぐ流れです。
必要事項として、現住所や勤務先、収入、ペットの有無、同居者など様々あり、それらを基準に入居可能か否かを判断するわけです。
入居審査での注意点としては、水商売関係、外国人、ペット持ちなど、周囲に不信感を与えたり、摩擦が生じる可能性がある方は極力避けるべきです。
また、一般的に考えて、引っ越しするような時期でない時(年末年始など)の入居希望者にも注意が必要だと言えます。
何か特別な理由で、前の家を退去した可能性が高いためです。
滞納保証会社の審査は絶対に必要です。
入居後に家賃滞納や夜逃げなどのトラブルがあった際、滞納保証会社が費用をカバーしてくれます。
セキュリティ設備、ピッキング対策きーやセンサーライト、防犯カメラなどを設置することで、他の物件よりも魅力的だと借主からは思われるでしょうし、空巣や盗難などの人的リスクの軽減にもつながります。
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不動産投資情報局