グロス利回りや見込み利回りなど、表面利回りには様々な呼び方がありますが 計算方法は、下記のような算式になります。
表面利回り(%)=家賃収入÷物件価格×100
この表面利回りで計算された数字は、実際に手元に入ってくるお金を正確に表したものではありません。(税金や諸費用などが一切含まれていないため)
ただ、計算が手軽にできるため、この指標は頻繁に使われます。
不動産の販売資料や広告などに掲載されている利回りは、ほとんど表面利回りになっています。
<例 物件価格4000万円、家賃30万円の表面利回りを計算する場合>
30万円×12か月÷4000万円×100%=9%
したがって、この物件の表面利回りは9%ということになります。
実際はここから諸費用や税金の支払いがあるため、実質利回りはより低い数値になります。
表面利回りを応用して、物件の購入価格を計算できます。
Yahoo!不動産などの賃貸情報サイトで、自分が購入しようとしている物件に似ているものを探し家賃などを想定します。
ちなみに、広告などに載っている物件の価格は、あくまで希望額なので値引きなども可能なものが多いです。
自分の予想購入価格と予想収入、利回りも出します。
仮に物件の表面利回りを9%と予想し、収入を30万とすると
30万円×12か月÷9%=4000万円
となります。
この物件を表面利回り9%の物件として購入したいなら、4000万円以下に値切って買付申し込みをする必要があるというわけです。
<スポンサードリンク>
不動産投資情報局