豪州の重要経済指標 ｜ 豪ドルFX投資.com

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FX取引を行うに当たって、経済状況の動きを注視し続けるというのは欠かせない作業です。

株取引をする人が、会社四季報などでそれぞれの会社の経営状況を見るのと同じく、為替では対象となる国の雇用や経済政策、実際の経済の動きなどを常に見ていなければなりません。

そして、その指針となる重要経済指標とも言えるものがどの国にもいくつか存在しますので、欠かさずにチェックするようにしましょう。

豪州の場合でも、いくつかの重要なデータがありますので、豪ドルの取引をメインにしているなら要注意です。

その1つが、RBA、つまりオーストラリア準備銀行からの発表です。

これは日本でいう日銀に相当する銀行で、毎月第一火曜日に政策金利などの重要な指針を、銀行総裁が発表します。この発言によって値動きが大きく変わりますので、この日のチェックは欠かせません。

その日を狙っての取引に力を注いで利益を出すという、ピンポイントでの勝負をするのもありです。そして、雇用統計や消費者物価指数の発表も重要な指針です。

雇用統計は毎月中頃に発表されますので、短期的な経済状況を見るのに適していますし、消費者物価指数は四半期ごとの発表ですので、中期的な分析をするのに適しています。

これらの発表前後には活発な値動きが見られますので、デイトレーダーにしても働き時と言えるでしょう。

そしてオーストラリアの経済状況を見るには、国の中だけでなく他国の経済状況や為替の動きを見ることも肝心です。その1つが、中国の経済状況です。

オーストラリアの経済は鉱物輸出に頼っている部分が大きく、そのうちのかなりの割合が中国への輸出となっています。そのため、中国が落ちれば当然オーストラリア経済も悪化するというわけです。

中国での購買状況や、工業指針などを見るとオーストラリアでの為替との関連が見えてきますので、1つの大きな材料となります。また、オーストラリア経済はアメリカのそれと大きく関係しています。

結果として豪ドルは米ドルと連動していることが多くなります。米ドルの値動きと並べながら見ていくと分かりますが、米ドルが下がる豪ドルも下がりますし、逆もしかりです。

そのため、画面上に2つの為替の動きを並べて分析するのも1つの手です。オーストラリアドルでの取引を行う際には、国内外のこのような重要経済指針をしっかりとチェックすることで、より安全で利益を生み出しやすいFX取引ができるようになります。