当サイト管理人のリアル取引日記はこちら
豪ドルFX投資blog?100万の元手で着実に年利30%を狙おう?
リーマンショックで1000万円以上の損失。100万円から再スタート。豪ドルFX投資の運用実績をリアルに公開中。現在の運用実績は?毎月の利益を更新中!
購買力平価とは?
購買力平価とは、スウェーデンの経済学者カッセルにより提唱された為替取引における学説のことです。
この学説では基本となる通貨と他の国際通貨との取引価格は、通貨の購買力により決まるとされています。
購買力平価は学説に過ぎませんが、FXなどの為替取引の際には、為替レートの先行きを予測するための一つの方法として注目されています。購買力平価を求める際に指標となる通貨として選ばれるのが米ドルです。
世界的に力を持つ米ドルは世界経済に影響を与えていることから購買力平価の標準的な市場として利用されています。
また購買力平価を求める際の物価基準となるのがアメリカの消費者物価です。
購買力平価を正確に求めるためには、関税や消費税など対応するすべての通貨が同じ基準を設ける必要があります。
つまり自由貿易協定を結び、税率がすべて一律となり、販売に関わる人経費などもすべて同じ基準が保たれる必要があります。
この理想とされる状態で産出するのが絶対的購買力平価です。例えばハンバーガーの値段がアメリカで一個当たり1ドルに対して日本では100円で販売されているとすれば、1ドルの価値は100円になります。
しかし実際にはそれは不可能なため、特定の品目を選定して物価の基準とし、その品目が各国でどれほどの価値を有しているかを比較して購買力平価を算出します。
購買力平価を求める際に注意したい点は、各国のインフレやデフレ状況も加味することです。
インフレによる通貨価値の変動を加味して購買力平価を求める方法があります。
この方法により出された答えが相対的購買力平価といいます。各国の経済状況はそれぞれ大きく異なるため、一般的に購買力平価という言葉が使われる場合には相対的購買力平価を指します。
相対的購買力平価を利用することで、通貨の実質的な価値がわかるだけでなく、今後の通貨の値動きの予想を立てることも容易になります。
例えばアメリカの消費者物価が下がり、日本の消費者物価が上昇した場合には、日本円の価値が上がることがわかります。
FX取引においては、購買力平価を基に通貨ごとの値動きの先行きを占うことができます。
これまでの購買力平価をグラフ上にしたチャートを活用して、今後の値動きを見定めることも大切です。
そうすることで通貨ペアの今後の予想を立てたり、リスク回避に役立てたりすることができます。
ただし購買力平価は指標の一つですから、突発的な要因としてリーマンショックのような大型経営破たんや国家による通貨介入などが起きると予想通りに物事が進まないこともありえます。
-スポンサーリンク-